事業内容(概要)
設立目的を達成するため以下の事業により、わが国の生活環境におけるUX設計技術(利用時の品質)を向上させて、国民(利用者)の安心と快適の向上を目指す
- 1.UX設計技術の大切さ及び有効性を普及する(設立目的1,2)
- 1-1.各分野におけるUX設計技術に関する国内外の動向調査
- 1-2.先端調査研究機関との連携によるUX設計技術の調査研究成果
- 1-3.UX設計技術に関係する他団体活動との関係強化
- 1-4.UX設計技術に関する国民(利用者)への知識の普及・啓発
- 1-5.UX設計技術に関する広報活動及び意見表明
- 2.産業別にUX設計技術の活用ガイドラインを策定して、導入する(設立目的3)
- 2-1.UX設計技術のビジネス/商品化プロセスの検討及び策定
- 2-2.UX設計技術の各分野別設計ガイドラインの検討及び策定、普及推進
- 3.UX設計技術の達成度合いの認証制度の仕組みを構築して、運営する(設立目的4)
- 3-1.UX設計技術の検証環境整備、検証環境の運用管理、及び検証事業
- 3-2.UX設計技術の達成レベルの認証の仕組み構築及び運営
- 4.UX設計技術を活用できる人材の育成(設立目的5)
- 4-1.UX設計技術を活用できる人材育成(教育の仕組み構築・運営含む)
事業内容(期待成果)
本協会の事業活動から得られる期待成果物は、以下となる
- 1.UX設計技術の重要性を、利用者及び提供者に理解を促して、普及・啓発を促進する
- 1-1.各分野におけるUX設計技術に関する国内外の動向調査成果
- 1-2.先端調査研究機関との連携によるUX設計技術の調査研究成果
- 1-3.UX設計技術に関係する他団体活動との協業成果
- 1-4.UX設計技術に関する国民(利用者)への知識の普及・啓発
- 1-5.UX設計技術に関する広報及び意見表明
- 2.業界別設計ガイドラインの検討・策定・導入支援
- 2-1.UX設計技術のビジネス/商品化プロセスのガイドラインと普及(企業へのプロセス導入)
- 2-2.技術の各分野別設計ガイドラインと普及(企業へのプロセス導入)
- 3.UX設計技術(利用時の品質)の認証制度を検討して、仕組みを構築して、運用する
- 3-1.機器の利用時の品質の検証環境構築、検証環境の運用管理
- 3-2.機器の利用時の品質の達成レベルの認証の仕組み構築及び運営(検証事業)
- 4.UX設計技術を活用できる人材スキル仕様を定義して、教育の仕組みを構築し、運用する
- 4-1.機器の利用時の品質を確保できる人材育成(教育の仕組み構築・運営含む)カリキュラム
- (専門資格認定(新設もしくは既存制度との連携)の検討を含む)
- 5.その他
- 5-1.前号に掲げる事業に附帯または関連する事業成果
- 5-2.新規領域(観光産業/農業等への貢献)は、フィージビリティスタディとして、先行事業(可能性探索)として検討する
事業1:普及推進部会(調査・普及・啓発推進)
- 1.業界関連団体、関連研究機会との連携を推進する
- 情報処理推進機構/ソフトウエア高信頼化センター、人間中心設計推進機構、重要生活機器連携セキュリティ協議会、ディペンダビリティ技術推進協会、IoT検定制度委員会等の関連団体との連携を推進する
- 2.各種セミナーを開催する
- 2-1: UX設計技術活用セミナー
- 各分野での研究成果、UX設計適用事例、企業での取り組みなどを紹介して、参加者と意見交換できる場を提供する
- 2-2:UX設計を効果的に推進する専門セミナー
要求分析手法、統合設計プロセス、メトリックス定量化など必要に応じた専門的手法を解析する - 2-3:UX設計および適用事例紹介セミナー
UX設計概要を理解して頂き、その適用方法を紹介する - 3.UX設計技術に関する実際事例を収集・蓄積して分析結果を広く共有する
- UX設計技術を確保した実例、若しくは、UX設計技術設計技術の配慮が不足した実例等を広く収集して、蓄積し、その内容を分析して、横展開できるようにする
- 4.新規領域(観光事業/農業等)との連携を試みる
- 観光事業/農業分野でUX設計技術を配慮して、有効性を向上させる施策案を、実際の実施例を提示しながら、各関連自治体及び業界団体を会話を実施して、貢献できるポイントを明確にする
事業2:ガイドライン部会(各業界別設計ガイドライン策定)
- 1.モビリティ業界に向けたUX設計技術の設計ガイドラインの策定
- 車載関連の製品/システム/サービスを設計する上で考慮すると利用者が安心して快適に使用できる設計ポイントを整理して体系化する。自動運転アシスト、交通事故削減等への貢献を考察する
- ※「Pegasus Research Project」参照
- 2.モバイル(ウエラブル)業界に向けたUX設計技術の設計ガイドラインの策定
- モバイル(ウエラブル)製品/システム/サービスを設計する上で考慮すると利用者が安心して快適に使用できる設計ポイントを整理して体系化する
- 3.HEMS業界におけるUX設計技術の設計ガイドラインの策定
- HEMS業界関連の製品/システム/サービスを設計する上で考慮すると利用者が安心して快適に使用できる設計ポイントを整理して体系化する
- 4.ヘルスケア業界に向けたUX設計技術の設計ガイドラインの策定
- ヘルスケア業界関連の製品/システム/サービスを設計する上で考慮すると利用者が安心して快適に使用できる設計ポイントを整理して体系化する
他業界も検討対象に含め優先度を明確にして活動を行う
事業3:認証部会(利用者視点でのモノ造り推進の告知)
利用者が、つながる世界の生活環境の中で、安心して、かつ快適に生活できることを具体化するために、製品/システム/サービスを提供する組織、及びその対象物が、利用者視点でモノ造りを推進していることを明示するための仕組みを構築して、運営する
2016年度に情報処理推進機構と人間中心設計推進機構の協業で策定した
「つながる世界の利用時の品質」(視点)」と「つながる世界の利用時の品質確保のための活用ガイド」
を基にして、製品/システム/サービスの提供者が利用者視点でモノ造りを推進している状態をアセスメントできるようにする。
認証の対象は、以下の2つについて検討をする
1)製品/システム/サービスを提供する組織の取組みに対するアセスメント
2)提供する製品/システム/サービスそのものの達成度合いに対するアセスメント
既存の製品/システム/サービスの検証事業者団体、及び検証設備環境を連携して、UX設計技術の達成度合いを確認できるようにする。また、製品/システム/サービスの提供者が、本認証制度を得るための検証環境を保有して、求めに応じて、その検証環境を利用可能とする
事業4:教育部会(UX設計技術を活用できる人材の育成)
つながる世界で利用者が安心して、快適に使用できる製品/システム/サービスの開発(企画/設計/実装/評価)を推進できる専門家が有するべきスキル(知識)体系を整理して、段階的に習得する独自教育カリキュラムを策定して、教育を計画して、実施する
専門家が有するべきスキル(知識)体系は、以下をベースに構築する。
・情報処理技術者試験・認定HCD専門家試験
・SFIA 6(Skills Framework for the Information Age V6)